ケージは選択肢が多く、とても迷ってしまうものだと思います。初めての場合は特にだと思います。レオパの行動範囲や、温度管理、給餌、お掃除などのお手入れのしやすさなどを決定するケージ選びについて自身の経験から少しお話させていただきたいと思います。
人によっては今回ご紹介するところ以外でも意識するところはあるかと思いますが、これらは私が特に気にしたところなんだという感じで見ていただけたらと思います。

大きさ
レオパはずっと動き回っている生き物ではないため、縦30cm×横30cmくらいの大きさでも問題ないと書いてあるのを見たことがありますが、体の大きさが25cmくらいと考えると正直少し狭いと思います。オブジェもあまり置くことができないと思います。
実際、ウチも最初その大きさのケージで生活をさせていましたが、大きくなるにつれて狭さを感じるようになり、 半年くらいで縦45cm×横45cmのケージに引っ越しをしました(最初のケージもったいなかった、、)
ケージに配置するものによって違うのかもしれませんが、色々オブジェを置きたいと考えている方、特にウェットシェルターと普通のシェルターの両方を配置したいと思っている方は、45×45くらいはあったほうが良いと思います。
倍率が違うので少しわかりにくいですが、 30×30と45×45のケージをレオパが入っている状態で真上から撮影した写真をご紹介させていただきます。
30×30

45×45

45×45のほうはケージ付属のバックグラウンドが付いている状態なのでもう2cmくらいは広いです(このバックグラウンドは外すこともできます)
続いて高さについてですが、陸上生活のレオパのこと考えるとあまり意識する必要はないかと思いますが、冬場にヒーターを上部に設置すること考えている場合は、気を付けたほうが良いです。天井が高すぎるとヒーターの熱が下まで届きにくくなり、逆に低すぎるとレオパが触れてしまう危険があります。
設置するヒーターの種類や、ケージを設置する部屋の環境によってちょうどいい高さが変わってくるため、一概にこれがいいというのはなかなか難しいですが、ヒーターの高さも調節できるように考えておくことをオススメします。
天井
天井部分についですが、通気性を良くするため、穴が空いているほうがオススメです。湿気の多い梅雨の時期や暑い夏の時期などは、湿度・温度の上がりすぎを軽減してくれます。逆に寒い冬の時期などは、穴の空いた天井の上に蓋となるような板(ウチではスタイロフォームという断熱材を切って使っています)を設置することで、保温効果を維持することができます。
飼育環境(季節や地域)によってそれだけでは不十分ということもありますが、温度・湿度を微調整したい時などには役に立つかと思います。
扉
扉というのはケージの開き方のことです。日々の世話をする時に使用するところなのでとても大切なところだと思います。開き方としては主に2パターンで「上部を開くタイプ」か「前面を開くタイプ」になると思いますが、オススメは「前面を開くタイプ」です。
まず、寒い季節に天井を塞いでいる場合、上部開きタイプだと給餌、トイレなどのお世話のたびに乗せている蓋を外して設置してを繰り返すことになるのでとても面倒です。また上部にヒーターを設置している場合、そこも気にしなくてはいけなくなります。それに給餌も上からより前面からの方が与えやすいかと思います。
ですが前面開きタイプのデメリットもあります。それはケージの前面に扉を設置するためのバーみたいなものがくっついていて、視界が少し悪くなります。角度によってはレオパが見えにくくなることも。
ただ、それよりもお世話のやりやすいというメリットのほうが良いと思われるため、前面開きタイプをオススメしたいです。バーと言ってもわかりづらいと思いますので、ウチで使っているケージの写真でご紹介させていただきます。
下の写真で青の矢印で示しているところが私がバーと呼んでいるパーツになります。

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